浦賀での造船の歴史は古く、ペリー来航直後の安政元年(1854)に、浦賀で中島三郎助らにより日本最初の洋式軍艦である鳳凰丸が建造されました。中島三郎助はペリー艦隊との交渉を担った浦賀奉行所の与力で、箱館戦争で命を落としました。
明治24年(1891)中島三郎助の23回忌にあたり、箱館戦争の同志であった荒井郁之助が浦賀に造船所を造ることを提唱しました。榎本武揚が賛成して地元の有力者に働きかけ、明治30年(1897)浦賀船渠株式会社が創設され、2年後にはドライドックが建造されました。
会社は、浦賀重工業を経て住友重機械工業となり、平成15年(2003)3月に閉鎖されるまでの約100年の間に1,000隻以上の船を建造・修理した歴史ある造船所となりました。
令和3年3月には、住友重機械工業から市にドライドックが寄附されました。レンガ造りのドライドッグとしては、世界で4ヶ所(5基)しか存在せず、日本では浦賀にしか現存していない貴重な施設で、横須賀ルートミュージアムの「サテライト」の一つです。
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【開催日】 毎月第1日曜日,第3日曜日
【申込締切日】 開催日の2週前月曜日
【参加費】 500円/人(小学生は無料)
【定員】 50名(先着順)
小学生以上で自立歩行可能な方
(小学生の場合は保護者の付添必要)
【催行】 最小人数 8人(8人未満:中止)
雨天時:小雨決行、荒天中止
【ガイド時間】 約1時間30分
【集合時刻】 午前 9:30集合
順次班(8〜10人/班)ごと出発
(専任ガイドが集合場所で待機)
【集合場所】 浦賀ドック正門前
(浦賀駅から徒歩10分)
【案内】 通常入れないドック底まで案内
浦賀郷土資料館(浦賀コミニュティセンター分館)
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